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【保存版】これさえ読めば安心!ケアンズ旅行の病気・怪我の対処マニュアル

ケアンズへの旅行、美しいグレートバリアリーフでのダイビング、世界最古の熱帯雨林散策、考えるだけで胸が躍りますよね。

しかし、その一方で
「もし旅行中に体調を崩したら?」
「慣れない土地で怪我をしたらどうしよう?」

といった不安が頭をよぎることもあるかもしれません。
特に、高温多湿な気候や強い日差し、日本では出会わない動植物など、環境の違いから予期せぬトラブルが起こる可能性もゼロではありません。

でも、ご安心ください。
事前に正しい知識と準備をしておけば、万が一の時も慌てず、冷静に対処することができます。

この記事ではケアンズ旅行中に病気や怪我に見舞われた際の、具体的な病院のかかり方、日本語対応が可能な医療機関の詳細、医療費の目安、そして何よりも大切な海外旅行保険の賢い使い方まで、あなたの不安を安心に変えるための情報を徹底的に解説します。
この記事を「お守り」として、最高のケアンズ旅行を楽しんでください!

1 まず知っておきたい!ケアンズ(オーストラリア)の医療システム

日本の医療システムに慣れていると、オーストラリアのシステムは少し複雑に感じるかもしれません。
まずは基本となる3つの窓口「GP(一般開業医)」「専門医」「救急外来」の違いを理解しておきましょう。

1-1 地域の頼れるお医者さん「GP(一般開業医)」 

オーストラリア医療の基本は、GP(General Practitioner)から始まります。
日本の「かかりつけ医」や「町のお医者さん」をイメージしていただくと分かりやすいでしょう。

▪️どんな時に行くの? 
風邪の症状(発熱、咳、喉の痛み)、腹痛、下痢、軽い切り傷や火傷、原因不明の発疹、アレルギー症状など、緊急ではないけれど医師に診てもらいたい、という場合にまず訪れる場所です。

▪️どうやっていくの? 
多くのクリニックは予約制です。
電話やウェブサイトで予約を取るのが一般的ですが、ウォークイン(予約なし)を受け付けているクリニックもあります。
ただし、予約なしの場合は待ち時間が長くなることを覚悟しておきましょう。
GPは非常に幅広く診察してくれますが、より専門的な検査や治療が必要だと判断した場合は、専門医への「紹介状(Referral)」を書いてくれます。

1-2 専門的な治療なら「専門医(Specialist)」

 皮膚科、眼科、整形外科、耳鼻咽喉科など、特定の分野を専門とする医師です。
旅行者が直接専門医にかかることは稀で、基本的にはGPからの紹介状を持って受診する流れとなります。

1-3 一刻を争う事態なら「救急外来(Emergency Department)」 

命に関わるような重篤な症状や大怪我の場合は、迷わず総合病院の救急外来へ向かいましょう。

▪️どんな時に行くの? 
激しい胸の痛み、呼吸困難、意識がない、けいれん、大量出血、大きな骨折の疑いなど、明らかに緊急性が高い症状の場合です。

▪️救急外来の「トリアージ」システム 
救急外来では「トリアージ」という制度が採用されており、受付後に看護師が症状の緊急度を判断します。
重症度が高い患者さんから優先的に診察されるため、軽症と判断された場合は数時間待つことも珍しくありません。
「救急車を呼ぶほどではないけれど、夜間や週末で心配…」という場合は、後述する24時間対応のクリニックが選択肢になります。

1-4 救急車を呼ぶときは「000(トリプル・ゼロ)」 

緊急で救急車が必要な場合は、ためらわずに「000」に電話してください。これは警察・消防・救急の緊急ダイヤルです。

1. 電話をかけると「Emergency. Police, Fire, or Ambulance?」と聞かれます。
2. 落ち着いて「Ambulance(アンビュランス)」と伝えます。
3. オペレーターに、現在地(住所や目印)、何が起きたか、患者の状況、あなたの電話番号などを伝えます。

重要: オーストラリアでは救急車の利用は有料で、非常に高額です(1,200ドル以上かかることも)。
これも、海外旅行保険が必須である大きな理由の一つです。

2 ケアンズで日本語対応・旅行者が利用しやすい病院

言葉の壁が心配な海外での病院受診。
ケアンズには旅行者がアクセスしやすく、日本語でのサポートが受けられる医療機関がいくつかあります。

症状や時間帯に応じて最適な場所を選びましょう。

2-1 救急や夜間・週末に頼れる病院

ケアンズ・ホスピタル (Cairns Hospital / ベースホスピタル) 
ケアンズおよび周辺地域の中核を担う最大の公立総合病院です。
地元では「ベースホスピタル」の愛称で親しまれています。

最先端の医療設備が整っており、あらゆる重症や専門的な治療に対応しています。
24時間体制の救急外来(Emergency Department)は、旅行者にとっても最後の砦となる心強い存在です。

診察時には無料の電話通訳サービス(TIS National)を利用できるため、英語に自信がなくても症状を正確に伝えることが可能です。
受付で「Japanese Interpreter, please」と伝えましょう。

▪️場所: 165 The Esplanade, Cairns City QLD 4870
▪️電話番号: (07) 4226 0000

ケアンズ24アワーズ・メディカルセンター (Cairns 24 Hour Medical Centre) 
その名の通り、24時間365日、いつでもGPの診察を受けられる私立のクリニックです。
「夜中に子供が急に熱を出した」「週末に体調が悪くなった」など、救急車を呼ぶほどではないけれど、すぐに医師に診てもらいたいという場合に非常に重宝します。

予約なしで直接行けるウォークインに対応しているのも旅行者には嬉しいポイントです。

▪️場所:Corner of Florence and Grafton Streets, Cairns City QLD 4870
▪️電話番号: (07) 4031 8131

2-2 日中の診察やキャッシュレスサービスが便利な病院

ケアンズ・プライベート・ホスピタル (Cairns Private Hospital) 
公立のケアンズ・ホスピタルのすぐ近くに位置する、私立の総合病院です。
近代的で清潔な設備が特徴で、比較的待ち時間が少なく、落ち着いた環境で診察を受けたい方におすすめです。

多くの海外旅行保険会社と提携しており、キャッシュレス・メディカル・サービスが利用しやすいという大きなメリットがあります。
受診前に、ご自身の保険会社に連絡して提携の有無や手続きを確認するとスムーズです。

▪️場所: 131-133 McLeod St, Cairns North QLD 4870
▪️電話番号: (07) 4052 5200

ケアンズセントラル・メディカルセンター (Cairns Central Medical Centre) 
ケアンズ最大のショッピングセンター「ケアンズ・セントラル」の中にあるGPクリニックです。
街の中心部にあり、アクセスが抜群に良いため、日中の一般的な症状で最初に訪れる場所として最適です。

こちらも電話通訳などを介して日本語での受診が可能です。
人気があるため、事前に電話で予約してから向かうことをお勧めします。

▪️場所: Shop 149, Cairns Central Shopping Centre, 1-21 McLeod St, Cairns City QLD 4870
▪️電話番号: (07) 4031 3717

3 最強のお守り!海外旅行保険は必ず加入しよう

何度もお伝えしますが、オーストラリアの医療費は日本とは比べ物にならないほど高額です。
万が一に備え、海外旅行保険の加入は「任意」ではなく「必須」と考えてください。

3-1 なぜ海外旅行保険がそこまで重要なのか

高額な医療費を気にせず治療に専念できる
具体的な医療費の目安を見てみましょう。

▪️GPの診察:$80〜$150 AUD
▪️救急外来の受診:$300〜$800 AUD
▪️救急車の利用:$1,200 AUD〜
▪️入院・手術(例:盲腸):$15,000〜$30,000 AUD

これらはあくまで一例で、検査や処置が加われば費用はさらに膨れ上がります。
保険があれば、こうした費用を心配することなく、安心して治療を受けることができます。

治療費以外もカバー!充実の補償内容 
海外旅行保険がカバーするのは治療費だけではありません。

▪️医療通訳費用: 病院での通訳サービスにかかる費用。
▪️救援者費用: 日本から家族が看病に駆けつける際の渡航費や滞在費。
▪️医療搬送費: 日本や他の医療先進国への移送が必要になった場合のチャーター機費用など。これは数千万円に及ぶこともあります。
▪️その他: 携行品の盗難や破損、他人に怪我をさせてしまった場合の賠償責任などもカバーするプランが多く、旅行全体の安心につながります。

支払いがスムーズな「キャッシュレス・メディカル・サービス」 
これが非常に重要なポイントです。
多くの保険会社は現地の提携病院で「キャッシュレス・メディカル・サービス」を提供しています。

これは、あなたが病院の窓口で高額な医療費を立て替えることなく、保険会社が直接病院に支払いを行ってくれる仕組みです。
このサービスを利用する手順は以下の通りです。

1. 体調が悪くなったら、まず保険会社の24時間日本語アシスタンスデスクに電話します。
2. オペレーターに症状、現在地、氏名、保険証券番号などを伝えます。
3. 保険会社があなたの状況に合わせて、最寄りの提携病院を予約・手配してくれます。
4. 指示された病院へ行き、受付でパスポートと保険証券(またはそのコピー)を提示して受診します。
5. 診察後、支払いをすることなく病院を出ることができます。

このサービスを知っているだけで、いざという時の金銭的・精神的な負担が大きく軽減されます。

【旅行前の準備リスト】 
▪️ご自身の保険プランがキャッシュレス対応か、ケアンズのどの病院が提携しているかを確認する。
▪️保険証券の原本と共に、コピーをスーツケースに、写真をスマートフォンに保存しておく。
▪️保険会社の緊急連絡先と証券番号を、すぐに取り出せるメモやスマホの待ち受け画面などに控えておく。

4 薬局(Chemist/Pharmacy)の活用術

病院に行くほどではない軽い症状であれば、薬局を上手に活用しましょう。
オーストラリアの薬局では、薬剤師(Pharmacist)が常駐しており、カウンターで症状を相談すると、適切な市販薬(Over-the-counter medicine)をアドバイスしてくれます。

ケアンズ市内には「Chemist Warehouse」や「Priceline Pharmacy」といった大手チェーン店が複数あり、簡単に見つけることができます。

【知っておくと便利な市販薬の例】 
▪️痛み止め・解熱剤: Panadol(パナドール)、Nurofen(ニューロフェン)
▪️アレルギー・かゆみ止め: Telfast(テルファスト)、かゆみ止めクリームのSoov(スーヴ)など
▪️胃腸薬: Gaviscon(ガビスコン)、Mylanta(マイランタ)
▪️日焼けケア: Aloe Vera Gel(アロエベラジェル)は必須です。
▪️虫除け・虫刺され薬: Aerogard(エアロガード)などの虫除けスプレー、刺された後のかゆみを抑えるStingose(スティンゴーズ)など

もちろん、ご自身が普段から使い慣れている日本の常備薬(風邪薬、胃腸薬、痛み止めなど)を持参するのが最も安心です。

5 まとめ

楽しいケアンズ旅行を、最後まで最高の思い出にするために、事前の「備え」は欠かせません。

▪️出発前に、補償内容の充実した海外旅行保険に必ず加入する。
▪️保険会社の連絡先と証券番号をすぐに確認できるように準備しておく。 
▪️飲み慣れた常備薬を持参する。

この3つを徹底するだけで、万が一の事態に遭遇しても、落ち着いて行動することができます。
ケアンズの雄大な自然は、時に厳しさを見せることもあります。しかし、しっかり準備さえしておけば、何も恐れることはありません。

この記事が、あなたのケアンズ旅行をサポートする心強いお守りとなれば幸いです。
それでは、安全に気をつけて、一生の思い出に残る素晴らしい旅をお楽しみください!

代表取締役 大粟 拓馬

PROFILE

2017年に独立し、写真撮影を中心としたスマイルケアンズを起業しました。
大勢のお客様の撮影をさせて頂く中で、多くのお客様から撮影以外にケアンズの『ガイドもして欲しい』という声を頂いていました。

そうしたお客様に対してケアンズの素敵な観光スポットを、特別に「オーダーメイドツアー」として提案させて頂いておりました。

そのオリジナルツアーは非常に好評で写真撮影された方のみでは無く、ケアンズの観光事業を主軸としたスマイケルケアンズ観光を立ち上げました。

ケアンズには現地民しか知らない素敵な場所や、ガイドブックには載っていない場所が数多くあります。

そして、「日程上行きたいけど行けない…。」などのケースもあるかと思います。

なのでケアンズを最も楽しめるように、一人一人のご希望に合わせた最高の『オーダーメイドツアー』を提案させていただきます。

私達は「皆様のケアンズでの思い出を最高にする事」が使命です。

私達について